2024年4月17日 恵迪寮自治会
火災は自治会の管轄外である、院生・留学生の棟で発生しました。
恵迪寮自治会誘導の下、迅速な避難ができており、負傷者はいません。
また、火災元付近にて窓の損傷がありますが、その他建物の損害は特にありません。
原因
恵迪寮は学部生棟(A~E棟)と院生・留学生棟(F棟)に別れており、学部生棟は自治会管轄、院生・留学生棟は大学管轄です。
火災発生箇所 : F棟(院生・留学生棟、大学管轄)の4階の談話室ベランダ
原因 : たばこの火の不始末と推測される
経緯
22:59 F棟4階の談話室ベランダにて火災発生
23:03 火災報知器作動
23:04 火災報知器を基に恵迪寮自治会が発生場所をF棟4階と特定
23:07 初期消火が失敗
23:08 自治会員の通報
(通報した際には別の通行人から連絡があった模様)
23:08 消防車到着
23:12 恵迪寮自治会による避難誘導終了
23:22 消防隊による消火開始
23:34 鎮火
23:36 恵迪寮に在住する約400名の避難が完了したことと、負傷者なしの確認
23:44 解散
事前対策
今回の火災に関して、恵迪寮自治会では火災発生を想定した避難訓練を半年に1回行っています。
なお、災害発生時対応マニュアル(資料は以下に掲載)を元に訓練を行なっております。
今回発生した火災に対しても概ねマニュアル通りの行動ができていました。
<過去の避難訓練の結果>
学部生の避難訓練の参加状況とその所要時間
2021年夏 | 2021年冬 | 2022年夏 | 2022年冬 | 2023年夏 | |
---|---|---|---|---|---|
参加人数 | 50人 | 70人 | 46人 | 80人 | 60人 |
所要時間 | 16分16秒 | 9分37秒 | 6分23秒 | 7分37秒 | 7分14秒 |
F棟生の避難訓練の参加人数
2021年夏 | 2021年冬 | 2022年 | 2022年冬 | 2023年夏 | |
参加人数 | 0人 | 0人 | 2人 | 7人 | 2人 |
また、消防署の方に来ていただき、消火訓練を行う、火災報知器の定期的な点検を行うなど大学との協力を行っております。
今回の火災では避難完了までに24分と訓練よりも長い時間がかかってしまいましたが、これらの事前の対策により負傷者なしという結果を出せたと考えています。
今後について
現在、大学当局の協力のもと禁煙についての張り紙や呼びかけを自治会の管轄、そして管轄外の棟で行っています。
火災発生元は大学管轄部分であったことも鑑み、今後も恵迪寮自治会はより一層大学と協議を行い、このようなことが起こらないように対策をしていきたいと考えております。
学生の方々、保護者の方々、そして恵迪寮に関係の深い方々には大変ご心配をおかけいたしました。
<参考資料>
恵迪寮自治会の災害発生時対応マニュアル
防災特別委員会 災害発生時対応マニュアル ◎火災発生時対応(報知器が作動したら…)A-E棟編 火災対応の基本 1…火災報知器が作動した際には事務室に向かう。最初に事務室の火災受信機に着いた人が「○棟○階にて火災報知器が作動しました」と繰り返し3回アピールする。また、部屋員同士で同じブロックの各部屋にノックし声掛けを行い、反対側のブロックと呼びかけしたことを確認する。 2…2、3番目に事務室に到着した2人を作動箇所に送る。その他の人は事務室から離れない。 3…棟電話で当該箇所と連絡をとる。初期消火に成功、およびガス漏れ等の危険が少ないと判断した場合は、主音響・地区音響・警報ブザーのレバー(図中央右)を下げ(何度か再作動するがその都度レバーを下げる)。時間がたったら復旧レバー(図左下)を下げてから「火災の心配はありません」とアピールする。 4…初期消火に失敗、及び避難の必要性があると判断した場合は、「火災が発生しました。直ちに避難してください」と繰り返し4回はアピールする。次に、事務室にいる人の中から1人指名し、以下の役割を振る。 ●119番通報、当局へ順に連絡。 ●用務員室に行って、用務員にF棟生の避難誘導のお願いをする。 ●石山門のカギをもらう。カギを開けたらその場で待機し、消防車の誘導まで行う。 5…事務室にいる残りの人から各棟1人対応を決め、避難誘導をする。集合場所はバスケコート。執行委員は各フロアごとの部屋員が災害発生に気づいていることを確認し、1人にそのフロアを託して次のフロアの確認に向かう。執行委員が十分な人数を確保できない場合は火災が起きた棟の両隣を優先して棟廻りを行う。執行委員は終わり次第事務室に来て報告。G棟対応は漫画部屋、ドラム部屋、共同談話室の避難誘導をする。 6…全ての対応が終わり次第、事務室に集まった人も避難する。指示を出している人は、全棟の避難誘導が終わったことを確認し、避難場所に向かう。 7…先に避難場所に避難した者が点呼を行う。避難者には棟ごとに並んでもらい、避難者数を把握する。またフロアごとの確認を行ったことを執行委員に伝える。 ◎火災発生時対応(報知器が作動したら…)番外編・トッシーやLL、G1ホール及び事務室で火災が発生した際の対応 上記と同様の対応。初期消火に失敗した場合は、火災発生のアピール後、事務室からB棟1階に一時避難し、上記の対応を行う。 ・アピールの使用が困難な火災が発生した場合の対応 1…事務室火災による初期消火が失敗した際は、肉声で避難誘導を行う。 2…執行委員はB棟1階に集合する。その後、避難誘導を行う。その他の対応は左記と一緒。 ・AE間や屋外で火災が発生した場合の対応 屋外での火災時は火災報知器が作動しないため、事務室に一番に駆けつけた人が受信機のレバーを下げて手動で鳴動させ、火災発生のアピールをかける。その後の対応は、左記と一緒。 ◎強い地震発生対応1…揺れが収まってから事務室に集合する。 2…事務室に一番早く駆けつけた人が「地震が発生しました。落ち着いて行動してください。ドアを開け、ガスの火を止め、自分の身を守ってください」とアピールをかける。事務室の対応者は大学に連絡する避難場所のバスケコートまで避難させる。 5…その後の対応は一緒。 ※停電発生時 アピールが使用できない場合は、上記を参照し、行動。夜間停電した際には避難時は携帯ライトなどを用いて急がず落ちついて移動する。当局への連絡は個人の携帯電話で行う。 ◎F棟対応 1…基本は他の棟と同様。 2…受信機にてF棟で火災が発生したと分かった際に、現場に向かう2人とは別の1人が用務員室へ火災発生の通告を行い、事務室に呼ぶ。 3…用務員が、「自治会からの命令には従えない」といった立場を取った際には、用務員が行う対応を一通り聞き、事務室に報告する。 |